体質学とはなにか?
前回もお伝えしましたが、人間は生まれた時すでに、一人ひとり異なる「自分だけの体質」を持っているといわれていますね。
体質学では、それを以下の基本の4つのタイプに分類しています。
このグループによって、それぞれ特徴的な肌質、肌と心身トラブル傾向、考え方や行動パターンなどがあることがわかっています。
「外胚葉型」すらりとしたモデル体型でナイーブな性格
「中胚葉型」体力に自信あり!の頑張り屋さん
「内胚葉型」ちょっとぽっちゃりで色白美肌(2パターンあり)
「中間型」上の3つの気質を持ち合わせたカメレオンタイプ
ざっくり、特徴と基本の型をのべるとこんな感じになります。
これは基本のキホンなので、この型だけがぴったりはまる人は少なく、大体はミックスタイプ。
でもどの人も基本の型は必ずこの4つの中にあります。
もともとは、ドイツの精神学者クレッチマーが行った心理学的な性格の分類が基礎となっているので、
性格的なものや考え方の志向、行動パターンまで細かく詳しく分類されていて、なかなかおもしろいのですよね。
占いとは違いますが、占いみたい!という方も多いですね。
(私も初めはそう思ってましたが・・)
これを日本人の植物療法家である、末富仁先生がお肌質などをメインに
現代の日本人の体質や気質、環境を考慮し、さらに分類をして、より日本人に合ったものになった体質学をエッセンティカでは取り入れております。
そんな4つの基本の分類型は、姿かたちによって決まります。
例えば、手の形、肩幅、頭の形、首の長さなどなど・・色々判断基準はありますが。
そんな感じで見た目で見極めるので、より占いっぽい感じはするかもしれませんね。
末富先生は、見ただけでその人のことがだいたいわかってしまうようなすごい方だったようです。
そんな体質学は胚葉(はいよう)学とも言います。
人間の身体は、受精してからお母さんのお腹の中で、約10か月かけて徐々に形づくられていきますね。
その受精卵が、細胞分裂を繰り返していく途中にできる「胚」。
それが身体のもととなりますが「胚」は3つの組織から成り立っています。
外側を「外胚葉組織」・・神経系統や毛髪、皮膚などがつくられるところ
内側を「内胚葉組織」・・主に消化器系などが作られるところ
真ん中は「中胚葉組織」・・骨、筋肉、血管などがつくられるところ
このどこの部分が一番発達して生まれてきたか?
それによって生まれ持った元々の体質が決まるといわれています。
元々の老化傾向だったり、起きやすい肌トラブルだったり、疾病傾向だったり・・・
体質学ではその体質を知ることができます。
そして、現在の自分の体質というのはその先天的ものに加え、
+後天的な体質も関係しています。
後天的な体質とは、食生活だったり、教育など、生まれてから今までの自分の周りの環境、意識、努力などによって変化するもののことです。
先天的なもの+後天的なもの=「現在の自分の体質」
ということになりますね。
「そういう体質だから、しょうがない」
っていう感じで、話が片付いてしまうこともあるのですが
後天的なもののほうは、努力や意識で変えられるものでもありますね。
変えられないものは個性として受け入れて、変えられるところに意識を向けて努力していくことで、
自分に合ったアンチエイジングケアに、より早くアプローチすることができるのが体質学なのですよね。
また、別のページでは、外胚葉、内胚葉、中胚葉、中間型と分類されたそれぞれの体質の特徴について書きたいと思います。
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